今話題の脱税…もし在宅ワークでやってしまったらどうなるの?②

追徴課税 在宅で働きたい方向け

税務調査で間違いがみつかったらどうなるの?

前回は、主に税務調査とはどんなものかについてご紹介しました。税務調査を受けた後、間違っていた場合、どうなるのでしょうか?
その場合に、修正申告の上、本来収める税金とは別に、加算されて支払うのが追徴課税です。

真面目に確定申告している在宅ワーカーが、指摘される可能性が高いのは経費の部分でしょう。
例えば、自分名義で光熱費を支払っている人であれば、在宅で仕事をしている時間分を”家事按分”として、何%かを経費にすることができます!

この”何%か”のような判断があなたと税務署で異なっていると、税務調査で指摘されます。
そのような場合には、経費として認められなかった分を修正申告し、その分についての税金(本税)と延滞税を支払います。延滞税を簡単にいうと、支払いが遅れた分の利息ということです。

延滞税については、その年の所得すべてにかかるわけではなく、”本税”を元に計算します。延滞税は、実際にはその他の税金に関しても発生しますが、在宅ワーカー(個人)の場合は、所得税だけと考えて大丈夫です。

延滞税の計算の仕方

在宅ワーカーの場合、そもそも高額の経費は、パソコンや仕事で使うソフトウェアと考えられます。それ以外はコピー代など少額でしょう。通常、これらのものが経費として認められないとは考えにくですが、ここでは、”20万円分の経費が認められなかった”と仮定して計算します。20万円にするの理由は後ほど…。

延滞税は、税率に関する計算式もあるのですが、非常にややこしい式で、年度によって違ったり、特例があったりと正直なところ、”税金って難しい”という気持ちになって挫折するだけです^^;
そこで、税率の計算結果は、国税庁のページにありますので、この数値を参照してください。

税率は、2つの期間に分けられています。

  1. 納期限の翌日から2月を経過する日まで
  2. 納期限の翌日から2月を経過した日以後

この2つの期間です。
国税庁のホームページで、平成30年の1を見ると、年2.6%、2は年8.9%となっています。
また、このとき、税率が最低税率の5%だったとすると、

20(万)×5(%)=10,000円(認められなかった経費の分の税金)

10,000円×2.6(%)×60日/365日+10,000円×8.9(%)×305日/365日≒786

また、計算結果の100円未満は切り捨てなので、最終的に収める延滞税は700円になります。このとき、税務調査で指摘された修正点を、自分で修正申告して収めた場合、延滞税は1年分です。

ところで、なぜ、計算式の認められなかった経費を20万円にしたかですが、本税が10,000円未満の場合には切り捨てになります。そのため、滞納税は課せられないからです。

※追徴課税の対象は、経費だけではありません。経費はあくまでも一例です。

延滞税について(国税庁)

延滞税が課せられなくてもここに注意!

延滞税が課せられない金額であっても、経費が認められなければ、所得が増えることになるので注意しなければいけないことがあります!副業の人は20万を超えた分が課税されるだけです。
しかし、扶養内で働いている人に関しては違います

以前、扶養には2種類あることを説明しました。修正申告の結果、扶養控除を受けられる金額を超えてしまうとそれらに関しても影響するので注意しましょう。
さすがに、意図的な過少申告でなければ、社会保険の扶養額を超えてしまうことはないと思いますが、仮に超えた場合、扶養を外れる可能性もあります

意図的な脱税に課せられる”加算税”

意図的な脱税は、エブリマを読んでくださっているみなさんはしないと思いますので、簡単にご説明しますね!こちらの方が、より罰則的な意味合いの強い税金です。
在宅ワーカーの場合、加算税も所得税にのみ課せられるので、関係するものだけご紹介します。

過少申告加算税

所得を少なく申告した人に課せられる税金です!
税率は10%。修正をして追加で課せられる税金に対してかかります。

重加算税

意図的で悪質な脱税に関して課せられる税金です!
よくあるのは、支払っていない経費の水増しですね。某オークションサイトで宛名が白紙の領収書が売られている、というニュースを聞いたことがありますか?

こういった領収書を使って水増ししたり、領収書の数字を書き換えたり、いろいろな方法があるといわれていますが、絶対にしてはいけません!
重加算税が35%かかるだけでなく、刑事告訴される可能性もあるからです。

国税庁のページ

まとめ

自分自身が脱税に関係なくても、知識として知っているとニュースを理解しやすいですよね。
また、経費に関して、むずかしく考えすぎて確定申告で申請しないでいた人も、仮に認められなかった場合も、修正申告によって支払う滞納税は、前述の計算通りですので、仕事で使ったものについては、遠慮せずに申請しましょう。

ところで、冒頭、”在宅ワーカーは経費が少ない”といいましたが、以前の確定申告の記事を読んで、”パートの人は、給与所得控除があるのにずるい”、と感じている人はいませんか?
実はこの不公平感を解消するための特例があるのです!

次回は、この特例に関してご紹介します◎
該当する人は、知らないと損ですよ♪

 

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